USB急速充電器としても使用できるコンセント一体型の「モバイルバッテリー」。
自宅では充電器としてコンセントに接続して使いながら、外出時にはモバイルバッテリーとして持ち出せるので、1台で2通りの使い方ができます。
本記事では、コンセント一体型モバイルバッテリーのおすすめモデルをご紹介。実用に即した選び方のポイントを解説し、安心して使えるモデルのみを厳選しているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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最もおすすめなコンセント一体型モバイルバッテリーは「Anker 521 Power Bank」
先に結論からお伝えします。
執筆時点で最もおすすめできるコンセント一体型のモバイルバッテリーは、アンカー(Anker)の「Anker 521 Power Bank」です。
モバイルバッテリーとしてはiPhoneを急速充電するのに十分な20W、充電器としてはノートパソコンの充電も視野に入る45Wの出力に対応しているので、1台あるだけで幅広いデバイスの充電に利用できます。
カラーバリエーションもおしゃれなニュアンスカラーが5色も取り揃えられており、スマホ本体やケースなどのカラーにあわせて選べます。
充電器・モバイルバッテリーそれぞれの出力に注意

コンセント一体型モバイルバッテリーを選ぶときは、出力をよく確認することが大切です。
というのも、多くの場合モバイルバッテリーとして使う場合の最大出力とUSB充電器として使う場合の最大出力が異なるため。
一般的に、コンセントに接続した状態のUSB充電器スタイルの方が出力は高い傾向にあります。
以下、人気のスマホが何ワットの急速充電に対応しているかを掲載しています。なお、PixelシリーズやGalaxyシリーズなどは、最大出力で超急速充電するのにワット数だけではなく「PPS」という規格にも対応している必要があるので注意しましょう。
- iPhone(15シリーズ含む):20W
- Google Pixel 8 Pro:30W
- Galaxy S23 Ultra:45W
ノートPCを充電したいなら30Wは欲しい

コンセント一体型モバイルバッテリーでノートPCを充電したい場合は、できれば30W以上の出力に対応するモデルがおすすめです。
一応、モバイルバッテリーとノートPCの双方がUSB PDに対応しておりケーブルも適正であれば、30W未満でも充電できる場合もあります。
しかし、30W未満だと充電速度が極端に遅かったりほとんど充電できなかったりする(消費スピードに充電が追い付かない)場合があるので、頻繁にノートPCを充電するのであれば30W以上の出力ができるモデルを選びましょう。
また、コンセントのない場所でノートPCを使う場合は、「モバイルバッテリーとして30W以上出力ができる」モデルであることを確認しましょう。
当サイトとしては、ノートPC向けにはAnker 733 Power Bankをおすすめします。
安定感のある形状を選ぶのがポイント

コンセント一体型モバイルバッテリーは、通常の充電器と比べるとサイズが大きく重量も重い場合がほとんどです。
そのため、コンセントに接続した際にほかのプラグと干渉してしまったり、重さで傾いてしまったりする可能性があります。
特に、壁のコンセントに接続するときに重さで傾いて抜け落ちやすくなるモデルは使い勝手が悪い上に危険。できるだけコンパクトなタイプか、傾きにくいように配慮されているモデルがおすすめです。
モバイルバッテリーに搭載されているコンセントプラグは、折りたたんでフラットに収納できるモデルが絶対におすすめです。本記事では、折りたたみタイプのみ紹介しているので安心して選べます。
容量は5000mAh以上がおすすめ
コンセント一体型モバイルバッテリーの容量は、5000~10000mAhがおすすめです。
5000mAhあればiPhoneやほとんどのAndroidスマホを1回フル充電できます。10000mAhあるとスマホを複数回充電できるほか、ノートPCを充電するのにも実用的なラインです。
あまり容量が大きすぎるとサイズが大きく重たくなり、モバイルバッテリーとしても壁のコンセントに差す充電器としても扱いにくくなるので、5000~10000mAhが丁度よい範囲だと思います。
なお、本記事で紹介するコンセント一体型モバイルバッテリーは、全て5000~10000mAhのモデルです。
おすすめのコンセント一体型モバイルバッテリー
ベルキン(belkin) BoostCharge Hybrid Charger 25W + Power Bank 5000mAh
海外でも使用できる、おすすめのコンセント一体型モバイルバッテリー。USBポートに対してコンセントプラグが90°の方向に付いているので、壁のコンセントにピッタリと沿うように接続できます。
USB Type-CとType-Aを各1ポートずつ搭載。モバイルバッテリーとしては最大20W出力に対応し、USB充電器としては最大25W出力が可能なうえPPSにも対応しています。
内蔵バッテリーの容量は5000mAh。
最大の特徴は、プラグ部分を着脱できること。別売りの海外用プラグを用意すれば、アダプターを介さずに海外でも使用できるので、海外への旅行や出張が多い方におすすめです。
なお、海外用プラグは2024年4月以降に発売される予定。
アンカー(Anker) Anker 733 Power Bank A1651N11
大容量かつ高出力な、おすすめのコンセント一体型モバイルバッテリー。大容量の10000mAhであり、USB Type-Cを2ポート、Type-Aを1ポート搭載しています。
出力は、モバイルバッテリーとして使う場合は最大30W、充電器として使う場合は最大65W。大容量であることも考慮すると、ノートPC用の充電器兼モバイルバッテリーとしてもおすすめできます。
薄型かつ縦に長いユニークな形状も特徴。折りたたみ式プラグが上部に搭載されているので、壁のコンセントに接続した際に重さで傾いた本体の下部が壁にぶつかり、安定感があるのも使いやすいポイントです。
アンカー(Anker) Anker 511 Power Bank A1634N11
コンパクトなコンセント一体型モバイルバッテリーを探している方におすすめのモデル。小型かつ軽量なうえハンドストラップも付いているので、カバンやポーチなどに入れて気軽に持ち運べます。
出力は、モバイルバッテリーとして使う場合はスマホの急速充電ができる最大22.5W、充電器として使う場合はMacBookの充電もできる30W。バッテリー容量は、5000mAhです。
カラーバリエーションも多く、ブラックとホワイトのほかにブルー・ピンク・グリーン・パープルがラインナップ。いずれもおしゃれなニュアンスカラーなので、デザインを重視したい方にもおすすめです。
CIO SMARTCOBY Pro PLUG
コンパクトながらパワフルかつ大容量な、おすすめのコンセント一体型モバイルバッテリー。正方形デザインを採用しており、10000mAhの大容量バッテリーを感じさせないサイズ感に仕上げられています。
USB Type-CとType-Aを各1ポートずつ搭載。Type-Cポートは最大30Wの出力に対応しているほか、Type-Aと同時に使用しても30Wと12Wで出力できるので、スマホを充電しながらノートPCを充電できます。
表面にシボ加工が施されており、スタイリッシュな質感に仕上げられている点も特徴。高級感があるのはもちろん、傷も付きにくくなっています。
エレコム(ELECOM) AC充電器一体モバイルバッテリー DE-AC06-5000
低価格でコスパのよい、おすすめのコンセント一体型モバイルバッテリー。手の平サイズのコンパクトな設計なので、カバンやポーチ、洋服のポケットなどに入れてスマホと一緒に気軽に持ち運べます。
バッテリー容量は5000mAh。USB Type-Aが2ポート搭載されています。
接続した機器に適した出力に自動で調節できる「おまかせ充電」や、モバイルバッテリー本体とスマホを同時に充電できる「まとめて充電(パススルー)」にも対応。
低価格の理由は出力で、合計で最大12Wまでとなっています。スマホやワイヤレスイヤホンなどの充電はできるもののノートPCの充電には向いていないので、スマホ専用のコンセント一体型モバイルバッテリーとしておすすめです。
アンカー(Anker) Anker 521 Power Bank A1626111
容量や出力、サイズ感などトータルのバランスが最も優れているおすすめのコンセント一体型モバイルバッテリー。
容量はほとんどのスマホを充電するのに十分な5000mAhであり、モバイルバッテリーとしては最大で20W、充電器としては最大45Wの出力に対応しています。スマホの急速充電やノートPCの充電ができるうえ、パススルー充電も可能です。
搭載されているポートは、USB Type-Cが2基。もちろん、2ポート同時に使用できるので、最大で2台までのガジェットをまとめて充電できます。
独自の「ActiveShield 2.0」を含む多彩な保護機能も搭載されており、安全に使用できるのも魅力です。